1000万円台で家を建てる!?ローコスト住宅とは

公開日:2024/01/24
1000万円台で家を建てる!?ローコスト住宅とは

一般的に、住宅は一生に一度の買い物といわれるほど高価です。しかし、1,000万円台で家を建てられるローコスト住宅をご存じでしょうか。ハウスメーカーの選定やトータルコストの見積もりを考慮することで、少ない予算内でも住まいを建設可能です。この記事では、魅力的なローコスト住宅について詳しく解説しているので参考にしてください。

ローコスト住宅とは

ローコスト住宅は、その名の通り、1,000万円台で建てられる住宅のことです。通常の注文住宅とは異なり、規格化されたデザインや間取りを活かして建物を構築していること、デザイン費や設計費、建材費、施工費などの費用を極限まで抑えていることが特徴です。

ローコスト住宅は、間取りから素材や階数など、すべての要素をオーダーメイドする注文住宅と比較して、大量一括購入された部品や設備などの汎用品を使用することで、コストを抑えています。また、大手メーカーのような、広告宣伝をカットすることにより、多くの物件建設数はのぞめないものの、大幅なコストカットを実現しています。

大手メーカーと異なる家づくりのアプローチにより、リーズナブルな価格で住まいを実現させられるのです。ローコスト住宅は、家づくりに多額の資金をかけたくない方や、子どもの教育費や趣味に資金を充てたい方におすすめの住宅です。手頃な価格で快適な住環境を手に入れたい方にとって、ローコスト住宅は魅力的な選択肢といえるでしょう。

ローコスト住宅のメリットとデメリット

ローコスト住宅には建設資金がリーズナブルであるという、最大のメリットがありますが、デメリットも存在します。1,000万円台という金額は、住宅としては破格ですが、すぐに出せる金額ではありません。よく考えて選択しなければ、後で後悔することになるでしょう。ローコスト住宅のメリットとデメリットを確認していきましょう。

メリット

ローコスト住宅の最大の利点は、手頃な価格で住まいを手に入れられることです。プレカット木材や大量一括購入などの工夫により、1,000万円台の建物価格を実現しているローコスト住宅は、住宅ローンも組みやすく、月々の返済が少ないため、生活に余裕ができます。

幅広い年代や、変化するライフスタイルに対応でき、間取りや設備を変更したくなった場合でも建て替えがしやすいのも魅力のひとつです。デザインや間取りが規格化されているため、注文住宅にくらべて打ち合わせ期間も短縮でき、早く新居を手に入れたい方にも向いている住宅です。

デメリット

ローコスト住宅には、ある程度規格が決まっていることが一般的ですが、オプションにより、仕様を選択できる幅が確保されているケースがあります。その場合に、オプションの追加により価格が上昇してしまうのがデメリットです。

窓の位置や、コンセントの位置にいたるまでパターン化されているため、変更の都度追加費用がかかり、結果として予算が一般的な注文住宅と変わらなくなることもあります。トイレやバス、キッチンも基本ユニットの組み合わせであり、希望に合わない場合は追加費用が発生する可能性があります。

建材や断熱材も一定規格で建築されるため、性能面に制約が生じる可能性も考慮しておかなければなりません。この場合も、カスタマイズや追加の性能向上には当然ながら追加料金がかかります。

したがって、高い住宅性能やオリジナリティを求める方には、ローコスト住宅を見直すことも必要です。しかし、品質を保ちつつ、コストを抑えたローコスト住宅も存在するので、さまざまな住宅を、よく比較検討することが重要です。

ローコスト住宅を選ぶ際の注意点

では、ローコスト住宅のメリット・デメリットを踏まえて、どのように選択するべきなのでしょうか。ここでは、ローコスト住宅を選ぶときに考慮したい注意点を紹介しています。

メーカー選択

ローコスト住宅を建てる際、後悔しないために最初に注意すべきなのが、ハウスメーカーの選択です。ハウスメーカーの施工実績や評判を確認し、周囲の住民の意見も参考にして決定しましょう。モデルハウスがあれば、現地を訪れて実際の仕上がりや雰囲気を確かめることも大切です。また、複数のハウスメーカーに見積もりを出してもらい、それを比較・検討することも大変重要です。

トータルコストを重視する

ローコスト住宅を建てる際には、建物本体工事費だけでなく、外構工事費や諸経費、税金などの追加費用も考慮しましょう。建物のみの価格がいかに安くても、環境や土地の状況によって別途費用がかかる場合があります。

また、不動産を所有し続ける場合には、固定資産税がかかり続けます。これらを考えていなかった場合、予期せぬ追加費用が発生し、家計が苦しくなってしまうでしょう。

トラブルを避けるためにも、予算には余裕をもたせ、最終的な金額であるトータルコストを確認してから決定することが重要です。全体像を把握した、確実なコスト見積もりに重点を置くことで、後悔することなく理想の住まいを手に入れられるでしょう。

まとめ

ローコスト住宅を選ぶことで、1,000万円台で住まいを手に入れられます。メリットとデメリットを考慮したうえで、確実なハウスメーカー選定と、トータルコストを考慮した、余裕をもった予算確保が、後悔を避けるポイントです。ローコスト住宅といっても、粗悪な住宅というわけではありません。しっかりと知識を頭に入れ、正しい判断を下すことで、予算内で理想の住まいを実現できるでしょう。

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