注文住宅の収納計画で後悔しない!必要な収納量と使いやすい配置の考え方

公開日:2026/09/15
注文住宅の収納計画で後悔しない!必要な収納量と使いやすい配置の考え方

家の収納量が不足すると物があふれ、逆に広すぎると居住空間を圧迫するため、収納量は暮らしやすさを左右する要素です。注文住宅では、間取りやデザインだけではなく収納計画も考えなければなりません。持ち物や生活動線を踏まえ、必要な量と使いやすい配置を考えることが大切です。今回は注文住宅の収納計画について一緒に考えてみましょう。

注文住宅の収納量は「収納率」だけで決めない

収納計画を考える際、「どのくらい収納スペースを確保すればよいのか」と悩む方は多いでしょう。収納率は住宅の床面積に対する収納面積の割合を示す目安ですが、数字だけで必要量を判断するのはおすすめできません。実際の使いやすさは、収納の広さだけではなく、収納する物の量や形状、内部のつくりによっても変わるためです。

まずは現在の住まいにある物を確認し、衣類や靴、家電、日用品、季節用品、趣味の道具などを洗い出しましょう。そのうえで「よく使う物」「ときどき使う物」「ほとんど使わない物」に分けると、収納場所を検討しやすくなります。

たとえば、毎日使う掃除用品やバッグは取り出しやすい場所に、季節家電やレジャー用品は使用頻度の低い場所に収納すると効率的です。さらに、子どもの成長や家族構成の変化によって持ち物が増える可能性も考慮し、収納にはある程度の余裕をもたせましょう。

また、収納スペースの面積だけではなく、内部の使い勝手も重要です。収納する物に合わせて棚の高さや奥行きを決め、将来的に収納する物が変わることを考えて可動棚を採用する方法もあります。

収納量を「何畳あるか」だけで判断せず、実際に何をどれだけしまうのかまで具体的に考えることがポイントです。

使いやすい収納は生活動線に合わせて配置する

収納が広ければ便利とは限りません。使いたい場所から離れていると、物を出し入れするたびに移動が必要になり、次第に収納すること自体が面倒になってしまいます。そのため、家族の生活動線と収納場所をセットで考えることが大切です。

玄関

玄関には、靴だけではなくベビーカーやアウトドア用品、傘などをしまえるシューズインクローゼットや土間収納を設けると便利です。帰宅後に使うコートやバッグの収納場所も近くに用意すれば、リビングに荷物を持ち込むのを防ぎやすくなります。

キッチン

キッチンでは、食品や調味料、日用品などをまとめられるパントリーが活躍します。キッチンと近い位置に設けるだけではなく、玄関からもアクセスしやすい配置にすると、買い物から収納までの動作をスムーズにできます。

とくにまとめ買いをする家庭では、収納する物の量や大きさをあらかじめ想定しておきましょう。

ファミリークローゼット

衣類については、家族全員の服をまとめて収納するファミリークローゼットも選択肢です。洗面室やランドリールームの近くに配置すれば、洗濯、乾燥、収納までの移動距離を短くできます。

一方、各個室に収納を設ければ、それぞれの部屋で衣類を管理しやすくなります。家族の生活スタイルに合う方法を選びましょう。

リビング

リビングは家族が集まるため物が増えやすい場所です。掃除用品や日用品などは扉付きの収納にしまい、本や小物などはオープン棚にするなど、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けると、圧迫感が強すぎず、適度にすっきりした空間を保ちやすくなります。

収納計画で後悔しないために確認したいポイント

注文住宅の収納を考えるときは、収納スペースを先に決めるのではなく、「何を、どこで、どのくらい使うのか」から逆算することが重要です。収納する物のサイズまで把握しておけば、完成後に「棚に入らない」「奥行きが深すぎて使いにくい」といった失敗を防ぎやすくなります。

収納の奥行き

収納に奥行きがありすぎると、奥にしまった物が取り出しにくくなったり、何を収納したのか分からなくなったりする場合があります。反対に、収納する物に対して浅すぎれば、大型の荷物をしまえません。収納する物を具体的に想定し、適した寸法を検討しましょう。

収納が多すぎないか

収納を増やしすぎると、その分だけ居室や廊下などに使える面積が減ります。大容量のウォークイン収納を設ける場合も、通路部分が必要になるため、実際に物を置ける面積まで確認することが大切です。収納の「広さ」ではなく、「使える量」に注目しましょう。

長期的な目線で考えよう

将来の変化にも目を向ける必要があります。子どもの成長によって衣類や学用品が増えたり、趣味を始めて新たな道具が増えたりする可能性があります。現在の持ち物だけで収納を埋め尽くすのではなく、少し余白を残しておくと、暮らし方が変化しても対応しやすくなります。

換気・湿気対策が十分であるか

収納内部の換気や湿気対策も忘れてはいけません。衣類や食品などを収納する場所では、環境によっては湿気がこもることがあります。必要に応じて換気設備や除湿機用のコンセントなども検討しておくと安心です。

まとめ

注文住宅の収納計画は、間取りが固まってから考えるのではなく、家づくりの初期段階から検討しましょう。収納率などの数字だけに頼らず、家族の持ち物を確認して必要な収納量を具体的に考えることが大切です。さらに、玄関・キッチン・洗面室・リビングなど、物を使う場所の近くに収納を配置すると、出し入れがしやすくなります。将来の持ち物の増加やライフスタイルの変化も見据え、収納内部の寸法や可動棚、湿気対策まで含めて計画しましょう。

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